男女交際をしていく中で、金銭感覚の違いがあると、それが特に目立って見えます。
とても小さな視点かもしれませんが、当事者同士にとってはとても大きなものです。

そこで、この問題について良好な関係を築くために、必要なことについて考えていきましょう。

例えば、箱根に旅行するときに泊まる旅館がAが一泊10万円でBが一泊5万円だとします。男性がAの10万円、女性がBの5万円が良いという場合には、どちらかが譲ることになります。

この時に女性が男性になぜ10万円なのか？理由を聞くとしたら、男性が5万円よりも10万円の方が満喫できるからと答えるとします。
その時、あなたはどのような会話を展開するでしょうか？

①「10万円は高いし、これだけにお金を使うわけではないから、ここまでお金をかけることはできない」と言うか？

②「確かに10万円は満喫できるかもしれないけど、他に観光で行きたいところがあるから、5万円だと都合がいいかもしれないんだけど」と言うか。

この２つの会話だけでも、違いがあると思います。①は否定的な意見なので反発される危険性がありますが、②だと一度相手の意見を受け入れているから、お互いの落としどころを探っているという点で、男性は悪い気はしないでしょう。

このように、特にお金の価値観の違いによって仲が悪くなることもありますが、その部分だけ見て嫌いになるよりか、相手の意見を一度は受け入れて旅行の段取りを進めるほう喧嘩を回避できる可能性が高くなります。

結婚を決める理由の一つに価値観が同じ、似ているという面がありますが、なにも金銭感覚が異なることが悪い面だけではありません、もし先ほどの旅館が決まれば、その後の話題で観光に行く場所を話すネタがあります、良好な関係を築くきっかけにもなるでしょう。

したがって、金銭感覚が異なっていても、お互いを認め合いながら生活していくことができます。
また、完璧な人間はいないので、たとえ金銭感覚が違っても、一度は受け入れたり、譲ったりすることで良好な関係を築くことができるのです。